伝統と歴史
祭りは地域をつなぐ装置か、観光資源か——過疎化時代の民俗行事
文化庁の調査では、全国の民俗行事のうち少なくない割合が担い手不足に直面している。一方で、岸和田だんじりや博多祇園山笠は参加者を増やしている。何が違うのか。
神社仏閣、武士道、祭り——現代に息づく日本の伝統を、史料と研究に基づいて読み解きます。
文化庁の調査では、全国の民俗行事のうち少なくない割合が担い手不足に直面している。一方で、岸和田だんじりや博多祇園山笠は参加者を増やしている。何が違うのか。
文化庁の『宗教年鑑』では信者数の合計が人口を超える一方、意識調査で「無宗教」と答える日本人は6割を超える。にもかかわらず、初詣や七五三の参加率は下がっていない。この矛盾をどう読み解くか。
「礼に始まり礼に終わる」という言葉は、道場だけでなく企業研修でも使われる。新渡戸稲造『武士道』から120年、この概念は現代にどう変形したのか。